2009年9月13日日曜日

Kevin Murphy

さて、どの授業を取るか、決断のときだ。

先週の金曜日にFacultyから分野毎の授業概要の説明があった。その後、昼食を取りながら講師陣との個別の質疑応答。

Boothのカリキュラムは他のMBAとくらべて柔軟で、それぞれの生徒が自由にカリキュラムを組み立てられることで有名。カリキュラムを組み立てる上では、必修の授業を埋めつつ、キャリア上取っておきたい授業、Labコース(実習)などの面白い授業、そしてそれらを取るためのpre-requisiteとなっている授業をうまく散りばめる必要がある。普通のシラバスに加えて、学生からの評価、平均勉強時間なんていうのもWeb上で確認できて良い判断材料にはなる。しかし150以上ある授業のうち、どれをどのタイミングで取るかは非常に悩ましい。

ということで、カリキュラムの全体像をつかみ、細かすぎて分からない各授業の違いを知るのにはすばらしい機会だった。講師陣は、「●●のバックグラウンドがあって、今後■■みたいなことをしたい、会計の知識は学校で2~3個授業を取っただけだけれども、どの授業が向いているでしょうか?」といった質問にも丁寧に答えてくれてとても助かった。

今回の目玉はKevin Murphy。ミクロ経済学の「天才的」教授だ(実際に大学院時代に彼の論文を読んだし…)が、授業のワークロードは超厳しく、週20時間の予習なんていうのもざらにあるらしい。ということで取るべきか止めるべきか、結構まよって何人かの学生と話をしたのだが、返ってくる答えは、「経済のバックグラウンドがあるなら、やるしかないだろ」、もしくは「俺は取らないけどね、ご自由に」。これでは、受けようか迷っている、と関心表明を示した瞬間に受けることが決まってしまうようなもんだな…。あまつさえ、「俺も受けるから、一緒にStudy Group作ろうぜ」という奴も出てくる始末。

まぁ、自分の経済学のキャパシティを知っておく良い機会だし、受けてみるか。ミクロ勉強していて仕事で役に立ったということは全くないが、シカゴ流に言うとDisciplineを学んでおくことで、考え方、行動が変わってくる筈だし…。

といっても、Biddingシステムで落とされるかもしれないけどね。

2 件のコメント:

  1. しばらくご無沙汰だったので、一気に読んだ!毎日がダイナミックな感じで考えていること、行動していることが伝わってきます。
    ミクロ経済学!懐かしい・・・大学院では英語の書籍読んで相当苦労したのに、仕事でも日常生活でも役立たないやん!と思ってはいけないのね。何でもDisciplineは大切、大事なことですな。今になって思うと、経済学用語を英語で知っていることだけでも大きいような、なんて弱気なコメント(笑)
    うちの本部も新宿は今週で終わり、お引越しです。それはそれで、なんとなく感慨深い。ていうか引越し大変。

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  2. みくちゃん、久しぶり!!連絡遅くなりました。ついに新宿から去るときが来ましたか…。感慨深いね。きっと派手な解散式が開かれるんだろう。参加したかった…ベルギービールはこちらでものめるから問題ないが、味やとかどんぐりが懐かしいね。

    まぁ、バックグラウンドが結構特殊なので、貢献できるところで貢献していくしかないのです。

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