2010年1月27日水曜日

やることが多い

なんと今週中間試験第一号があります、まだ三回しか授業やってないじゃん、といった感じですが。今学期は授業3コマですが、確実に予習復習に要する時間は先学期取った授業よりも多いですね。それとインターン探しも相当苦戦しています。まぁ、中国人の友人いわく、忙しいことはいいことだということです。

2010年1月25日月曜日

30

いやぁ、今年で30ですよ。まだ先だけど。5年前のブログにはこんなことが書かれていました。

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といっても,24っていうか今年で25っていうと,
あと5年で30っつうことは,この5年で何が出来るのかしら.
仕事覚えて英語とスペイン語くらいで終わってしまう気がする.
それでも欲張りすぎの気もする.

留学もしたいけどな.なんかもうワンステップが
限りなく高い気がして恐い.経済と数学をがっつりやって,
さらに現地に飛ばなければさらに面白いことはかけないしな.

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以外と昔から留学したいと思ってたんですねぇ。若干何行っているか分かりませんがアカデミック寄りの発想ですね。論文を書くことを念頭に入れているみたいです。あと、実は5年間で出来ることって自分が思っているよりも多いようですね。もう少し進歩しています。

2010年1月21日木曜日

故郷に錦を飾る: Remittance 1

なぜか内陸国での仕事が多い時期があり、ラオスとかマリとかに何度か行ったのですが、そもそもインフラの整備が不十分な内陸国が如何なる成長戦略をとり得るのかと考えても、中々答えは出ない。ところがレソトという国は面白くて、台湾人が作った繊維工場と水資源の輸出以外は農業を含めて大した産業はないのに、街を歩いていて明らかに周りの国よりも生活水準が高いように感じられた。さらによくよく見ていると子供と老人の数は多いが若い男の人が驚くほど少ない。調べてみると、GDPの四分の一が海外(主に南ア)からの収入で成り立っているということで、成る程、と得心がいったのだが、これもひとつの発展のあり方なのかも知れない。

調べてみたところ、アフリカ域内外の移民の数は1000万人~3000万人と推計されており(アフリカ全体の人口は8億人程度)、機関によって推計値が違いすぎるが、うち先進国に住んでいる人口は全体の3%程度らしい。先進国からの送金を含むremittance(仕送り)は、400億ドルと推計されており、これはアフリカ全体のGDP(9870億ドル)の4%程度。ちなみに日本のGDPは43,000億ドル(約430兆円)位なので、アフリカ経済がどれだけ小さいかが良く分かる。大体、韓国のGDPと同じくらいです。それはいいとして、4%というのは少ない気もするが、GDPのうち原油などの資源輸出を抜いて考え、あとはこの費用が全て生活費にまかなわれるとすれば、結構インパクトは大きい筈である。

そもそもアフリカでは英語・フランス語・スワヒリ語あたりが話せれば、地域の中心国であるセネガル、ナイジェリア、南ア、ケニア、タンザニアあたりで仕事が出来る筈なので、アジアよりは国境の壁が低いのだと思う。

と、ここまで書いて思ったより時間を消費してしまったので続きはまた後日。最近こういう良くわかんない話を検証してみようという変なモチベーションが有り余っていて、一日に幾つかのアイデアが出てくる。それはいいんですがいざ文章にするとなると一応Factも集めないといけないし、かといってまとめておかないと妄想のままで終わるので困ったものです。まぁ、本当に重要なことをないがしろにして現実逃避しているだけの気もしますが。

2010年1月20日水曜日

企業参謀

をたまに読んでいます(大前健一)。この本は、間違いなく、これまで読んだ(そして最近はやりの)ロジカルシンキング本の中で一番優れているのではないかと思います。そのまま学校の授業に応用できる素晴らしい本です。ただ、その本の中の一部分だけを挙げて文句を言うのはよくないと思いますが、話が行政に入った途端、全く的を得ない議論になっているのには驚いた。

彼はイカ漁船の規制について例を出して、こういった行政の問題にも戦略的思考が役に立つことを示しています。ただ、そもそもヘビーな行政上の問題というのは、(1)その所在が発現するまで明らかではなく、発生した時点ですでに手遅れなことが多く、(2)とりうる対処策が法的根拠を有するか、倫理的に問題ないか、そして上位政策とのアラインメントが取れているかの判断が困難なために、行き当たりばったりに対応しているように感じられるのだと思います。個別最適解を出す能力の欠落が問題の中核にあるわけではない。

もちろん長い間議論が続いている幾つかの政治的課題について、大前氏の分析はきっと役に立つとおもうし、(1)も(2)も結局はしっかりした国家戦略があれば問題ないのかもしれません。ただ、感じるのは、ビジネスと行政はやはり違うということと、行政のあり方の変化の激しさです。この本は30年前に書かれた本であるにも関わらず、企業戦略については未だに新鮮味を感じる(その証拠に売れている)。でも行政に関しては、それは古いんじゃないの?と感じることが多々ある。そういうこともあってその中間を行く国際開発という仕事は面白いわけです。

最後はやや強引ですが。

2010年1月18日月曜日

Benchmarking

中学生の頃から小説が好きで、特に海外の未知な領域で人にもまれながら旅をする小説が好きだった。高校に入ってバイトしたお金で北海道を旅行した時、羅臼岳の山頂からロシアを眺めて、大学に入ったら絶対に海外を旅行してやろうと思った。いつしか途上国に惹かれるようになったのは、見たことの無いものを見たいという好奇心や、何が起こるか分からない面白さ、そして現地の人とお互いに通じ合えたと感じた時に得られる喜びがあったからだと思う。

実は去年の末に「あなたは本当に途上国好きなの?」と聞かれたことがあったが、何言っているんですか。あなたの数十倍は好きですよ。初めての国に降り立って、人いきれや排気ガスの匂いを肌で感じ、全身の毛穴が開いていく興奮があって、それが自分をここまで引っ張って来ているんですよ。

What matters most to you and why?と常に問い続けなければならない(スタンフォードでは無いですが)。日々の仕事のあれこれや、MBAであれば色々な魅力的なキャリアパスが目の前で展開されて、その成功者の話を聞くことも出来るわけですが、そんな中で自分のベンチマークを見失うのが一番怖い。自分の価値観はここ10年位変わっていないわけで、そういう意味では大学生レベルですので、他人様と比べて立派なものかというと大したことは無いような気がするのですが、まぁ、そう感じたので書いてみました。

もちろん、他人の成功談は面白いし、新しいアイデアや戦略を現実に適応できる形に落としていって世の中に役立てるやり方を学ぶのには、これと無い機会です。あとやはり隙間風が吹くような部屋には二度と住みたくないと思うのです。ただ、他人の成功と自分の成功は全く別のお話なんだと思います。非常に抽象的かつ個人的で恐縮ですが。

2010年1月13日水曜日

寒いということ

冬になるとシカゴ川が凍ると聞いていましたが、こういう風になっています。友人いわく、毎日氷は砕いているとのことですが、そうかもしれません。でも今週は0℃を超える日が何日かあるみたいで、まぁ比較的暖かい。僕としては部屋の中が寒いほうが余程辛いのですが、こちらでは基本的にフリースがあれば暖かく過ごせて、朝、布団から出られないということはない。セントラルヒーティングなので、暖房代を節約しようというインセンティブも沸かない。実家に戻ったときは、あまりにも部屋が寒くてダウンコート着ていましたけどそのくらいの違いがあります。

日本では飲み会が生活のリズムを狂わすので夜遅くまで起きていることが多かったですが(何か言い訳くさいな)、カラダ的にはやはり僕は朝方で、太陽が上るのをみながら勉強したり頭の整理をしているときが一番集中できます。逆に午後から夕暮れ時にかけて一人で居るのは非常によろしくない。日本でもシカゴでも「冬は、つとめて。」です。日本文学は素晴らしい。体制を整えるために幾つか小説を読んだのですが、本を読みつつ頭の中を整理するプロセスが自分にとって如何に大事かを思い知らされました。本当はそれを英語の本で出来たら良いんだけどね。発送料が高いですが、たまにAmazonでまとめ買いをして読むのが一番の気分転換になりそう。

と、いうことで、先学期は波に飲まれつつなんとか乗り切りましたが、今学期は少し自分のリズムというのを作れるように計画を立て、本を読んで気分転換し、筋トレもして、根性で解決していたものの一部を合理的なプロセスに変換することが大事かと思っています。学校のほうは授業も始まりreunion、といった感じで、相変わらず楽しいです。

まぁつれずれなるままに、という感じですが。

2010年1月7日木曜日

復活しましょう

さて、長い冬休みが終わった。さすがに秋学期は疲れ果てた。色々と新しいチャレンジの連続だった。カルチャーショックもかなり受けて何度も壁にぶちあたったし、自分のこれまでの経歴を含めて人生の歩み方に幾度と無く疑問を投げかけることとなった。ということもあって、冬休みはあらゆる意味でぼろぼろだったが、そのお陰で自分の原点がどこにあるか、この2年間で何を成し遂げたいか、改めて考えることになった。

さて、新しいチャレンジが待っているので、復活しないとね。それでは今年もよろしく。