2010年1月18日月曜日

Benchmarking

中学生の頃から小説が好きで、特に海外の未知な領域で人にもまれながら旅をする小説が好きだった。高校に入ってバイトしたお金で北海道を旅行した時、羅臼岳の山頂からロシアを眺めて、大学に入ったら絶対に海外を旅行してやろうと思った。いつしか途上国に惹かれるようになったのは、見たことの無いものを見たいという好奇心や、何が起こるか分からない面白さ、そして現地の人とお互いに通じ合えたと感じた時に得られる喜びがあったからだと思う。

実は去年の末に「あなたは本当に途上国好きなの?」と聞かれたことがあったが、何言っているんですか。あなたの数十倍は好きですよ。初めての国に降り立って、人いきれや排気ガスの匂いを肌で感じ、全身の毛穴が開いていく興奮があって、それが自分をここまで引っ張って来ているんですよ。

What matters most to you and why?と常に問い続けなければならない(スタンフォードでは無いですが)。日々の仕事のあれこれや、MBAであれば色々な魅力的なキャリアパスが目の前で展開されて、その成功者の話を聞くことも出来るわけですが、そんな中で自分のベンチマークを見失うのが一番怖い。自分の価値観はここ10年位変わっていないわけで、そういう意味では大学生レベルですので、他人様と比べて立派なものかというと大したことは無いような気がするのですが、まぁ、そう感じたので書いてみました。

もちろん、他人の成功談は面白いし、新しいアイデアや戦略を現実に適応できる形に落としていって世の中に役立てるやり方を学ぶのには、これと無い機会です。あとやはり隙間風が吹くような部屋には二度と住みたくないと思うのです。ただ、他人の成功と自分の成功は全く別のお話なんだと思います。非常に抽象的かつ個人的で恐縮ですが。

3 件のコメント:

  1. こういう話の方が読んでて面白いと思います。

    がんばれ~

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  2. あざーっす。いつもどうもありがとう。

    がんばりますよ。

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