2010年12月31日金曜日

2010年終わり

あっという間に今年も終わり。本当に色々なものを得られた一年でした。

授業ではファイナンスからマーケティングまで、かなりの数のケースを読みこなし、インターンでの経験も含めてハードな「問題解決スキル」をしっかり身につけられたように感じていますし、自分のスキルに自信が持てるようになってきました。

しかしクラスで得られたことは今年のtakeawayの半分にも満たない。Emerging Markets GroupやJapan ClubのCo-Chairとしてイベントを企画していく中で、グローバルな環境で「やっていく」、自分の強みを出してチームとして成果を出すことが出来るようになってきました。

そして何よりも大事なのが自分のAspirationの進化。就職活動、ネットワーキング、アジアやDCへのトレックを通じてアツい出会いがありましたし、 夏の日本滞在期間中やtwitterを通じてもCareer Aspirationを共有できる素晴らしい友人と知り合うことが出来ました。そんな出会いを通じて、自分が今後10年、20年かけて、何を築きあげたいか、そのために今、何をするかがはっきりしてきたと感じています。

本当に素晴らしい一年でした。支えてくれた友人や先輩、家族に感謝です。

しかし、自分の変化のスピード以上に、世の中の変化のスピードが速い一年でもありました。欧米の投資家からのアジア・アフリカへの投資熱は歴史的な高まりを見せましたし、日本でもアジア・アフリカを見る視座が大きく変わったように感じています。日本に一時帰国して、大企業の新興国ビジネスへの関心の高さには驚きましたし、20代、30代の同世代の人たちがどんどん新しい事業を起こしている。新卒の就職活動をしていた5~6年前は、途上国なんてオカネにならない、といわれ続けていたのが、大きな変化です。

「ようやく時代が追いついてきた」と言いたいところですが、その波に乗り切れるだけの力がまだ足りない。アイデアが足りない。新興国への投資と事業開発を通じて、日本と新興国の架け橋となる、そのためにはどう動くか。2011年は、もっと果敢にアクションをとって行きたいと思います。

と、いうことで、今年の最後の一枚は、先日行ったContemporary Art Museumで撮ったタモさんの絵www


来年もまた、宜しくお願いします!!

2010年12月30日木曜日

今年の面白かった小説4選

学期中は何故かまったく読む気になれないのですが、旅行中や休みの期間、日本語で小説を読むと非常に幸せになります。と、言うことで今年読んだ何冊かの中で、ベストの4冊はこちら。

アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)
著者:ウィリアム フォークナー
河出書房新社(2008-07-11)
販売元:Amazon.co.jp
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最初の半分くらいを読んでいるところでは、ありがちな大河小説か?と思うのですが、後半話が進むにつれて、重層的にストーリーが織り込まれていく。その重厚さに圧巻されました。南北戦争後のアメリカの社会変動と差別を背景にかかれた一冊。

冷血冷血
著者:トルーマン・カポーティ
新潮社(2005-09-29)
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中西部の田舎町で起きた一家殺人事件を追う一冊。緻密な調査に基づいて書かれた実話で、事件を追う緊張感とアメリカの田舎の乾いた風、そして犯人達の不可解で狂気じみた息遣いが伝わってくる素晴らしい本です。

少将滋幹の母 (中公文庫)少将滋幹の母 (中公文庫)
著者:谷崎 潤一郎
中央公論新社(2006-03)
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美しい日本語を味わう一冊。平安時代を背景とした寓話風の話で、読み進むにつれて不思議な雰囲気になります。

大地 (1) (岩波文庫)大地 (1) (岩波文庫)
著者:パール・バック
岩波書店(1997-02-17)
販売元:Amazon.co.jp
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これは前もとりあげましたが、中国を舞台としたオーセンティックな大河小説ながら全く飽きさせません。徹夜必死。

来年もちょくちょく時間を見つけて読んでいきたいなぁ。

2010年12月29日水曜日

サンクスギビング前後の食事情

サンクスギビングからレポートの連続提出、期末試験、旅行と嵐のような1ヶ月を終えて、ようやくひと段落しました。来週3日からは授業なので、にわかにそろそろ気合を入れ始めないといけないのですが、ブログもちゃんと書きたい!と思っています。ということで、リハビリにサンクスギビングあたりの食事情をアップします。

まずはP氏の家で食べたシカゴピザ。異常に分厚いチーズの層が体脂肪率に確実な一撃を与えます。シカゴ名物なのですが、一年に一回食べればそれ以上は食べたくなくなります。
さらにサンクスギビングに招かれていったZ氏の家で食べたターキー。非常にやわらかく、ソースも美味!前菜にでたパンプキンスープも濃厚な味わい。アメリカの料理は不味いと常日頃言っていましたが、彼の家でのディナーでイメージが大きく変わりました。家庭料理は旨い!
さらに我が家で開催のサンクスギビング日本食パーティー。僕の作ったカリフォルニアロールとウナギキュウリロールは大評判。
最後にやっぱりこれですね。山頭火。滅多にいけないシカゴ郊外にあるのですが、ラーメンはいつでも僕を幸せにしてくれます。

ところで昨日、地下鉄でラーメン特集を読んでいるアメリカ人がいました。山頭火といい牛角といい、日本食のアメリカでの普及には目を見張るものがあります。