アメリカ人との人間関係も少しずつ慣れてきた。「こいつ面白そうだな~」と思う人たちと自然と仲良くなれる。日本と同じか、それ以上だ。今日もいつも授業でキレのある発言をする奴から、「一緒にstudy groupを作ろう」と誘われ、その後瞬く間に5人のグループが出来上がった。いい感じだ。
結局コミュニケーションというのはnon verbalな部分が多いのかもしれないし、思っている以上に自分の考えていることは伝わっているのかもしれない。アメリカ人は日本人と比べてあんまり相槌を打たない(子ども扱いされない限り)から、反応が良く分からないんだよね。ただ、億劫になっているのはこちらなのかも知れない。シカゴでは、Cohortという60人くらいのクラスがあって、コアの授業は一緒に受けるのだが、そのひとりから、「Cohortで最初に話したのはKなんだよね~。」みたいなことを言われて、あぁ、そういうのって印象に残るんだな、日本と同じだな、と感じた。親しみのこもった笑顔や、あ、つながってるんだな、という感触はコミュニケーションに苦労している分、うれしく感じる。
気持ちに少し余裕が出てきたところで、やりたいことをやろうと強く思った。MBAの面白いところは、皆全く違ったバックグラウンドと将来の夢を持っていて、それに基づき2年間、自分だけに忠実に生きることが出来ること。シカゴのモットーのひとつは"Challenge everything"という多少バカみたいなものなのだが、何でもやってください。学校はサポートしますよ、という雰囲気があってよい。ただ、気をつけないと、右向け右、になってしまったり、つい楽なことをしてしまいがち。授業にしてもstudent groupの活動にしても、本当に魅力的な機会に恵まれているが、自分のやりたいことだけをやらないと、あっという間に2年間過ぎ去ってしまいそうだ。と、いうことで、"get out of your comfort zone"と"don't follow the herd"が最近の行動規範なのである。