2009年9月16日水曜日

毒針殺法

LEAD (Leadership Effectiveness and Development)というコアの授業が3週間続くのですが、丁度今日あたりが折り返し地点。新人研修からチームワークと年功序列を植え付けられている日本人学生にとってみれば社会人としての前提条件、と思えるものもあるのだが、そうはいっても良くオーガナイズされており、非常にチャレンジングである。

特にコミュニケーションの壁を打ち破ってチームやクラスに貢献していくプロセスはかなり面白い。基本的に僕の作戦は毒針殺法。がんがんしゃべりまくってチームをリードするのはコトバの問題からして難しいし、顰蹙を買う可能性がある。従って皆の盲点を付くアイデアや視点で一発で殺していく(=説得する)しかない。

今日はグループディスカッションをビデオで取って、自分のチームへの貢献具合を見る、という日本では絶対受け入れられないようなセッションがあった。アメリカでは(日本でもそうだと思うが)仕切る人が必ずしも一番カシコイわけではなく、困ったちゃんな人も結構いるのだが、今日のグループは良い感じだった。僕も必殺の毒針で何度か殺すことができて満足。ラップアップのセッションではビデオを見た後、ファシリテーターから個別の評価。「比較的静かだったが、発言のポイントはクリアでクリティカル。非常によい貢献をした。もっと自信をもって積極的に、大きな声で話して行け。」とのこと。

少しずつだが、こちらでのコミュニケーションの取り方をつかみつつある。今週の頭に、あるクラスでの議論の内容に対して「それは違う!!」と強く叫びたかったが、短い時間でうまく自分の考えをサマライズ出来なくて発言できなかったことがあり、かなり悔しい思いをしたのだが、こうやって一歩一歩前進していくしかない。


帰りは学費を支払ってキャンパスをのんびり歩いて駅まで。ぽかぽかして気持ち良い日だ。こんなすばらしい環境で、自分のやりたいことに打ち込めることの幸せを、あらためてかみしめた。

2 件のコメント:

  1. > 短い時間でうまく自分の考えをサマライズ出来なくて発言できなかったことがあり、かなり悔しい

    語学の最終段階ってのは、そういうふうにして伸びていくんだろうなぁ、と思う。こちらも日々前進。最近レアジョブをやり始めた (爆)

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  2. 自作自演ですか(笑)俺も英語圏にいなければレアジョブやっていたな~。

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