2010年10月17日日曜日

DC trek

DC trekに行ってきました。これはEmerging Markets Groupのイベントのひとつで、15人くらいのグループでDCの途上国投資企業を数社、訪問するというものです。グループの日程は15日のみなのですが、僕は16日も滞在して知り合いや前職の先輩を訪問することに。9つの訪問先を回り、非常に充実した2日間になりました。

Emerging Markets業界、というのは、日本では存在せず、大企業や大手金融機関の事業の一部として存在するのみ(そして多くの場合出世コースではない)ですが、米国ではDCやNYにEmerging Marketsを中心ターゲットとした企業・ファンドが多くあります。マクロな背景としては、米国の盛んな起業熱に加え、産業構造の違い(日本のように垂直統合型ではない)が挙げられるでしょう。そんな中で、オルタナティブ投資や高いイールドを目的とした資本がこうした企業・ファンドに集まるのも不思議ではありません。

と、いうことで、Microfinance Insutituteから国際機関まで、多くの企業/組織に話を聞き、業界の最新のトレンドやキャリアディベロップメントの仕方を学んできました。グループの活動以外の、個人で取ったアポ先での議論もアツかった。キャリア関係で大学生の頃から長い間相談に乗ってもらっている先輩に5年ぶりに会って(電話やメールは頻繁にしていたんですけどね)今後の進路の話をしたり、前職の大先輩と国際協力に関するアツい話をしたり…。

この1年でDCは3回目なのですが、DCに来るといつも自分の「原点」が何かを思い出させられます。自分が目指すものは何か、そしてそこに至るために不足している能力は何か…。1年前にトレックに参加したときは、アメリカの企業に行くこと自体初めてで、質問するのも凄く緊張していて、2度目に冬に行ったときは、キャリアに関して限り無い迷走の中にいた。そんな1年間を経て、コミュニケーション能力、業界に関する知識、ネットワークのどれをとっても、大分進歩したなと感じます。少しずつですがキャリアビジョンもはっきりしてきたし。シカゴのパワフルな街並みから離れて端整なDCの街を歩きながら、そんなことを思っていました。

そんな感じで、最近大分調子が良いのですが、道は険しい。まだ2合目も見えていない感じだな。

ということで、個別企業の面白かった話はまた次回。

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