2010年4月13日火曜日

Int'l Development Conference

時差ぼけが収まらないままに先週末はボストンに行ってきました。今週からはしばらくシカゴに腰を落ち着けることが出来そうです。授業もそろそろ本気でキャッチアップしないといかんし。

さて、順番が逆になりますが先にボストンを書きます(インフラトレックの記事はこちらにアップしました)。ハーバードのInternational Development Conferenceに参加してきました。2日間で5回×3テーマのパネルディスカッション、3回のkeynoteがあるかなり大規模なConferenceです。パネリストもボストン周辺の研究者、DCの方々、現場で働いている方々まで多種多様。詳細は以下を確認してください。

http://www.harvard-idc.com/

僕にとってのtake awayは以下の3点。

1. Entrepreneurs
emerging marketsに対するシカゴのアプローチは基本的にファイナンス。人・モノ・カネの中で金が一番国境を越えやすいのでこのアプローチはその意味で理にかなっている。対してHarvardやMITのエンジニアは新しい技術でBOP市場を開拓していこう、という発想。事業として有名になっているジャイプールフットや、携帯電話を使った医療システム、送金ビジネス等に携わる方や、新しいアイデアをプロデュースしようとしている学生・研究者に数多く出会えた。昔これの仕組み作りに携わっていた(この組織で働いていたわけではない)こともあってか、話してみると自分が思った以上にこの分野が好きなんだなぁ、ということに改めて気付かされました。

2. Infrastructure
Seacomというアフリカのケーブル会社の社長のKeynoteが素晴らしかった。Developerとして、資金調達を行い、カタリストとしてローカル・コミュニティ、行政とコミュニケーションをとりながらビジネスを作っていく、というプロセスに関する彼のアツい語りは素晴らしかった。ちなみにこの方、東アフリカのケーブル事業のみならず、あのMozalも手がけていたらしいです。それからPPPの専門家に直々にキャリア指導を受けられたのも有り難かった(ま、ただの雑談ですが)。

3. Japanese Community
日本人留学生の飲み会に誘ってもらったり、MBA同期と飲んだりと夜は夜で結構アツかった。同世代で世界の最先端の研究をしている方の話は本当に刺激になる。たまたま高校の後輩に会って世間は狭いなと感じたり。

アメリカ国内の旅行とはいえ結構金がかかるのですが、今回は完全にコストが回収出来ました。インフラトレック・今回のボストン行きと自分の将来の計画をかなり掘り下げることが出来てきたのではないかと感じています。次はそれをどうやってアクションにつなげるか。どんどん楽しくなってきています。

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