僕は圧倒的に後者である。僕は阿部公房の小説が好きだが、それは、彼が、50~60年代の日本の混沌とした雰囲気や、先進国へと生まれ変わろうとするために生じたのであろう矛盾を描写しているからだ。自分自身としても、そういった混沌を求めてアジアやアフリカに行ってきた。
これから、アジアやアフリカで如何に面白い仕事をしていくか?「新興国」という言葉が流行し、この10年でアジアやアフリカに対する視線は「貧しい国」から「ポテンシャルのある国」へと変わってきた。実際に一緒にプロジェクトを動かしたエジプトのビジネスマンは、混沌とした現状を切り開いていく熱意をもっていた。人道的支援ではなく、彼らとビジネスが出来ないか。恐らく、日本のマーケットとしてもそういった人材が求められているだろう。そういったポジショニングを目指して、MBAを受けることにした。
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