2011年1月18日火曜日

良い年にしたいです

新年モードでも無くなってしまいましたが、2011年。実はMBA生活もあと5ヶ月を切っている、ということで、俄かに周りでは飲み会モードに入りつつある人もいたりして、昨日もチャイナタウンでディナーをして、「これからはもっと飲もうな」とアツく誓い合っていたわけです。

今年はアウトプットの機会を増やしていきたいな、と思っています。学生なのでどうしても学校でのお勉強(=インプット)に割く時間が多いのですが、文章にせよ事業という形にせよ、そろそろ外に出さないと、欲求不満になってきているのと、あとはやっぱりアウトプットから得られる学びって大きいですよね。自分の将来のビジネスアイデアも少しずつ出来てきたので、タイミングとしても丁度よさそう。と、いうことで、小さいところから小刻みに、Quick Actionを心がけていこうと思っています。

あとは、アメリカにいる間に出来るネットワーキングは引き続き頑張っていきたいです。学部生の頃は「今しか出来ないから」という理由で何かをやっている人が超嫌いだったのですが、歳をとるとそうも言ってられないし、もう少しlong-termで物事を考えられるようになってきたので。

ま、そういう感じですかね。

2010年12月31日金曜日

2010年終わり

あっという間に今年も終わり。本当に色々なものを得られた一年でした。

授業ではファイナンスからマーケティングまで、かなりの数のケースを読みこなし、インターンでの経験も含めてハードな「問題解決スキル」をしっかり身につけられたように感じていますし、自分のスキルに自信が持てるようになってきました。

しかしクラスで得られたことは今年のtakeawayの半分にも満たない。Emerging Markets GroupやJapan ClubのCo-Chairとしてイベントを企画していく中で、グローバルな環境で「やっていく」、自分の強みを出してチームとして成果を出すことが出来るようになってきました。

そして何よりも大事なのが自分のAspirationの進化。就職活動、ネットワーキング、アジアやDCへのトレックを通じてアツい出会いがありましたし、 夏の日本滞在期間中やtwitterを通じてもCareer Aspirationを共有できる素晴らしい友人と知り合うことが出来ました。そんな出会いを通じて、自分が今後10年、20年かけて、何を築きあげたいか、そのために今、何をするかがはっきりしてきたと感じています。

本当に素晴らしい一年でした。支えてくれた友人や先輩、家族に感謝です。

しかし、自分の変化のスピード以上に、世の中の変化のスピードが速い一年でもありました。欧米の投資家からのアジア・アフリカへの投資熱は歴史的な高まりを見せましたし、日本でもアジア・アフリカを見る視座が大きく変わったように感じています。日本に一時帰国して、大企業の新興国ビジネスへの関心の高さには驚きましたし、20代、30代の同世代の人たちがどんどん新しい事業を起こしている。新卒の就職活動をしていた5~6年前は、途上国なんてオカネにならない、といわれ続けていたのが、大きな変化です。

「ようやく時代が追いついてきた」と言いたいところですが、その波に乗り切れるだけの力がまだ足りない。アイデアが足りない。新興国への投資と事業開発を通じて、日本と新興国の架け橋となる、そのためにはどう動くか。2011年は、もっと果敢にアクションをとって行きたいと思います。

と、いうことで、今年の最後の一枚は、先日行ったContemporary Art Museumで撮ったタモさんの絵www


来年もまた、宜しくお願いします!!

2010年12月30日木曜日

今年の面白かった小説4選

学期中は何故かまったく読む気になれないのですが、旅行中や休みの期間、日本語で小説を読むと非常に幸せになります。と、言うことで今年読んだ何冊かの中で、ベストの4冊はこちら。

アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)アブサロム、アブサロム! (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-9)
著者:ウィリアム フォークナー
河出書房新社(2008-07-11)
販売元:Amazon.co.jp
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最初の半分くらいを読んでいるところでは、ありがちな大河小説か?と思うのですが、後半話が進むにつれて、重層的にストーリーが織り込まれていく。その重厚さに圧巻されました。南北戦争後のアメリカの社会変動と差別を背景にかかれた一冊。

冷血冷血
著者:トルーマン・カポーティ
新潮社(2005-09-29)
販売元:Amazon.co.jp
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中西部の田舎町で起きた一家殺人事件を追う一冊。緻密な調査に基づいて書かれた実話で、事件を追う緊張感とアメリカの田舎の乾いた風、そして犯人達の不可解で狂気じみた息遣いが伝わってくる素晴らしい本です。

少将滋幹の母 (中公文庫)少将滋幹の母 (中公文庫)
著者:谷崎 潤一郎
中央公論新社(2006-03)
販売元:Amazon.co.jp
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美しい日本語を味わう一冊。平安時代を背景とした寓話風の話で、読み進むにつれて不思議な雰囲気になります。

大地 (1) (岩波文庫)大地 (1) (岩波文庫)
著者:パール・バック
岩波書店(1997-02-17)
販売元:Amazon.co.jp
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これは前もとりあげましたが、中国を舞台としたオーセンティックな大河小説ながら全く飽きさせません。徹夜必死。

来年もちょくちょく時間を見つけて読んでいきたいなぁ。

2010年12月29日水曜日

サンクスギビング前後の食事情

サンクスギビングからレポートの連続提出、期末試験、旅行と嵐のような1ヶ月を終えて、ようやくひと段落しました。来週3日からは授業なので、にわかにそろそろ気合を入れ始めないといけないのですが、ブログもちゃんと書きたい!と思っています。ということで、リハビリにサンクスギビングあたりの食事情をアップします。

まずはP氏の家で食べたシカゴピザ。異常に分厚いチーズの層が体脂肪率に確実な一撃を与えます。シカゴ名物なのですが、一年に一回食べればそれ以上は食べたくなくなります。
さらにサンクスギビングに招かれていったZ氏の家で食べたターキー。非常にやわらかく、ソースも美味!前菜にでたパンプキンスープも濃厚な味わい。アメリカの料理は不味いと常日頃言っていましたが、彼の家でのディナーでイメージが大きく変わりました。家庭料理は旨い!
さらに我が家で開催のサンクスギビング日本食パーティー。僕の作ったカリフォルニアロールとウナギキュウリロールは大評判。
最後にやっぱりこれですね。山頭火。滅多にいけないシカゴ郊外にあるのですが、ラーメンはいつでも僕を幸せにしてくれます。

ところで昨日、地下鉄でラーメン特集を読んでいるアメリカ人がいました。山頭火といい牛角といい、日本食のアメリカでの普及には目を見張るものがあります。

2010年11月25日木曜日

ネクラなリーダーシップ

急な話ですが、リーダーシップというのは組織や物事を変えるために、周りの人を動かす力だと思っています。で、どういう性格の人が強いリーダーシップをもてるか、というと、やっぱり明るくて外交的であることは大事なんだろうな、と思っていました。というか、破天荒で豪放磊落で若干KYなところがあるくらいが良いと考えていました。

ところが、最近Amazonによる買収が報道されたDiapersの社長のインタビューを見ると、どうもこの社長は結構ネクラな感じがします。機械のように働いて、パートナーとのディスカッションと分析に多くの時間を使う。でも数年で大きな会社を作り上げるだけの手腕は確か。

カーライルの創業者の一人David Rubensteinも、かなりエネルギッシュですが必ずしも豪放磊落なタイプではありません。このスピーチの特に良いところは、人生の第一ステージ(学校でよい成績を取ること)に成功した人が、第二ステージでうまくいくとは限らない、というお話と、弁護士、行政といった仕事での試行錯誤を経て、かなり遅いステージで自分に最も適するPEという仕事にめぐり合った、というお話です。スゴい経歴ですが、ゲイツやジョブスのような、天才タイプではないし、野性的な嗅覚で生きているわけでもない。




こういった人達を見ていると、自分の性格を無理して変えようとするよりも、自分の長所と短所をいかに使い分けていくか、の方が余程重要だな、と感じます。性格なんて年をとってもたいして変わりませんし、足りないところは誰かに補ってもらえばいい。

まぁ、日本のネクラなリーダーといえばこの人ですしね…



大抵のMBAでは組織や社会でリーダーシップを担う人材を育てる、ということになっているのですが、まぁ確かに授業の中でも外でも色々と考えさせられることは多いようです。日本にいるときよりも、役割分担とチームワークの大切さを学んでいる気がしますね、不思議と。

2010年11月14日日曜日

最近の食事情


うまいコーヒーが飲みたい、ということで、昨日ダウンタウンのIntelligentsiaというコーヒーチェーンに行ってみたら、ペーパーフィルターでコーヒーをいれ、あらかじめお湯であっためておいたポットとカップでサーブされる、というアメリカでは有り得ない展開が。


まぁでも、そんな店は滅多に無いので、最近は週末にしっかり自炊してます。トマトを湯むきして煮詰めてホールトマトにしてパスタに入れたりとかね。変なこだわりを出しまくっています。


昨日つくった豚肉と白菜のだんだん鍋風スープもうまかった。塩としょうがとにんにくと日本酒でシンプルに味をつける。薄切りの豚肉が日本の薄切り肉の4倍くらいの厚さがあるので、ディジョンマスタードをつけて食べたらウマイのなんのって。これであと3日は料理作らなくて済むなw

平日は冷凍していた料理をチンして食べる。OLみたいな生活です。

2010年11月7日日曜日

Realism or Pessimism?

先日シカゴ大学でThe Emerging Markets Conferenceというのがあって、少しだけ参加してきました。何か今回のカンファレンスは凄くレベル感の違う人たちがレベル感の違う話をするという、明らかにアジェンダセッティングと招かれる人に問題のあるカンファレンスだったのですが、お陰で幾つか面白い議論を聞けました。

(1) Renewable Energy Panel
A: 某国際機関「ブラジル(北東部?)では水力発電と風力発電は補完関係にある。ダムの発電量が減る乾季は風が強いからだ」

B: ブラジルの起業家「いや、風力は日単位・時間単位のボラティリティがあるので、水力とは完全な補完関係にはなりませんよ。バッテリー必要。」

(2) Infrastructure Panel
A: 某コンサルタント「インフラ開発のポイントは、各プロジェクトの優先順位付けと、PublicとPrivateのWin-Winの関係と…(以下略)」

B: インフラディベロッパー(南米)「政府によるトップダウンのプロジェクトの優先順位付けなんてありえません。誰がプロジェクトを取るかっていうと、一番声の大きいアグレッシブな人。それだけ。」


両方の議論に共通することは、現場との距離と楽観主義の相関です。現場から遠い人の方が、楽観的な意見を言う。もしくは、偉い人の方が、パブリックに向けたポジティブなメッセージを発するのに対し、実務者の方は実際に物事を動かすための方法を語る。会場は実務者の意見は"Pessimistic"だという空気になっていたが、これはいかんと思う。トップダウンのアプローチがクリエイティブなアイデアにつながることは多いが、ファクトベースの議論はその前提条件。

僕としては、実務家の見解に大いに共感しつつ、ではどうすればいいのか、というのは悩ましいと感じました。まぁ、これは個人的には20年くらいかけて解決すれば良いイシューかな。

前者に関しては、@adachihayaoさんが昔仰っていたように、蓄電池のコストを加算した上でrenewableのコストを既存の技術と比較する、というのがもっとあっても良いと思う。後者に関しては、企業戦略と国の戦略では、達成すべき成果の多様性に大きな隔たりがあって、国の戦略のほうが数段難しいということだと思う。